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 ■「古代漢方入門 - 人体の自然な仕組み -」
 ■「命の医学−漢方と体の自然なしくみ」

 ・それ以外の既刊本
 ・論文


古代漢方医学入門 - 人体の自然な仕組み -
たにぐち書店/2013年6月出版・専門書】

古代漢方医学入門 - 人体の自然な仕組み -

−目次の紹介−
第1章 漢方医学とは 
第2章 古代漢方医学 
第3章 陰陽
第4章 五行
第5章 気

第6章 気血水

第7章 生命と健全性

第8章 体質改善 
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 漢方とは漢方薬のことではなく、本来漢方医学のことを指す。
 医学として成立するに当たり、人体自体が解明されなければならない。実際に解剖も行われたが、人体そのものを探求するに当たって、『陰陽五行と気』という、当時の自然観がその前提となった。
 従って人体の仕組みも、『陰陽五行と気』によって理解される。
 中医学では、その伝統に基づき、『陰陽五行と気』の理論によって、人体を理解し、病状を把握し、診断と治療が行われる。これに対して、日本の漢方医学では、これらの古代理論が了解不能として、江戸時代に捨て去られてしまった。この為に、現在では、現代科学的な研究は盛んであるが、漢方薬の効能のみが追求されるという、印象を与えかねない。また医学理論そのものが、その対象として、深く探求されることは少ない。
 従ってその医学理論の前提となる、『陰陽五行と気』が、人体において、どのような実態を有する理論であったかについて論じられることは、極めて稀である。
 陰陽五行のうち、五行は肝心脾肺腎という、明らかな指定がある。他方、陰陽については、人体の実質の何をもって陰陽とするかについて、明確に語られているとは言い難い。
 本書では、古代医学上、人体の仕組みをどのように捉えていたか、特に陰陽を中心に、現代的な視点から論じた。「陰陽五行気血水」を人体の体質における基本システムとして把握し、陰陽五行気血水システムを活性化し、強化して体質を改善する方法を示す。その応用として、虚証と呼ばれる病態を中心に、保険漢方エキス方剤の使い方を詳説した。


命の医学 - 漢方と体の自然なしくみ -

【2007年06月出版・一般書】


命の医学 - 漢方と体の自然なしくみ -

「体内をエネルギーである気が巡っている」人体の基本的な認識には、このような考え方があります。

この背後には、命という一大命題が潜んでいます。

さらにその背景には、古代人が抱いていた人間観、自然観、宇宙観が大きく広がっています。

本書では漢方を命の立場から見詰め直し、「命の医学」として語っていきます。


−目次の紹介−
・第1章…人間の一日の自然な姿
(朝の目覚め/朝食をとる/便通は体調のバロメーター/肩がこるとき/ドライアイ 他)
・第2章…漢方薬はどのように効くのか
(漢方薬は野菜サラダ!/漢方薬効き目とは/漢方薬に対する数々の疑問 他)
・第3章…命の医学――命と体の自然な仕組み
(漢方と現代医学/人間の自然な姿/体の仕組みと車の仕組み/自然な姿から見た、人体の基本となる仕組み/健康とは 他)



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現代システム漢方入門 第2編 - 漢方・現代医学・生薬 -
たにぐち書店/2005年5月出版】


古代医学である漢方の基礎となる気血水システムを、現代医学的にどのように把握するか、そして漢方医学と現代医学との比較、気血水システムの異常を生薬によってどのように治療するか。
気血水システムの理論に基づく方剤の解説、漢方医学による体質の改善など、ふだん論じられることの少ない側面について、気血水という観点から論じた。

現代システム漢方入門 - 陰陽と気血水の考え -
たにぐち書店/1999年5月出版】


漢方医学は、数千年前に当時の土着の宗教哲学を基に、古代中国に発祥した医療体系である。

したがって、現代医学とは無縁の医学であり、人体を対象とした医学ではあっても、現代医学とは大きく異なる。

これまで曖昧であった漢方医学の基礎理論を、独自の視点から解明を試みた。



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論文

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「古代漢方における陰陽五行と解剖に関する一考察」

●日本医事新報第3969号(2000.5.20発行)


内容紹介として本文から一部抜粋改定

「本論文は、古代漢方の基本的な人体観である“陰陽五行・気血水”を現代医学に照らし合わせることによって、現代感覚でどのように把握できるか、という試みである。現代科学という視点から捉えた場合、漢方という古代医学は、生薬を治療手段とし、“陰陽五行・気血水システム”を人体の基本システムとする一種の医療仮説である。」



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